新技術・新工法 ─ 吊床版橋 ─
自碇式吊床版橋
概要

自碇式吊床版橋は、吊床版を主桁に定着し、吊床版から作用する水平力を主桁に負担させ、完成系においてグランドアンカーを不要とした構造です。

特徴
○広い適用範囲
自重が軽く、完成系においてグランドアンカーに頼らない構造であるため、地盤条件がそれほど良好でない架橋地点にも適用できます。
○急速施工
床版の架設はあらかじめ張り渡したケーブルを利用して行えるため、大規模な架設機械も不要です。また、プレキャスト床版を用いるので急速施工が可能です。
○施工性
支保工を必要としないため、施工条件の悪い渓谷などでも比較的容易に建設が可能です。
○シンプルな構造
構造形式が単純であり、力学的にも明快です。
○高い剛性
全体剛性が高く、道路橋にも適用が可能です。